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話を上手に伝える方法【コミュトレ】

あなたは、

「自分の思っている事が相手に伝わらない」
「自分の想いを相手に伝える事が苦手」
「人を惹き付ける事ができるトークスキルが欲しい」

と悩んでいませんか?

あらゆるコミニュケーションの場において自分の考えを相手に伝えられる人に憧れますよね。「でもコミニュケーション能力って持って生まれた才能でしょ?」と考えている人もいるかと思いますが、実はコミュニケーション能力は生まれつきのものではなく、後天的に身につけることができるものなのです。

そこで今回は「コミュニケーション能力が高い人の特徴」「話を上手に伝えるための重要ポイントと伝える力を強化するトレーニング方法」について紹介していきます。

コミュニケーション能力が高い人の特徴

コミュニケーション能力が高い人にはどのような特徴があるのでしょうか?

・相手の知識に合わせた話し方をする
・相手に何を伝えたいのかを明確にする
・論理的に筋道を立てて話す
・一方的に話さない
・相手の反応を見ながら伝え方を変える

では1つずつ解説していきます。

相手の知識に合わせた話し方をする

コミュニケーションスキルが高い人は会話をする上で『相手の知識に合わせた会話』を心がけています。それはなぜかというと、相手の知識や視点に合わせて話をすことで会話の内容がより伝わりやすくなるからです。

例えば小さい子供って色々なことに対して「なんで?」と質問してきますよね。それに対して専門的なことを言っても理解することは難しいです。相手がどこまで理解できるのかを把握して、その範囲で伝えることができればより相手に理解してもらいやすくなるのです。

相手に何を伝えたいのかを明確にする

色々な人と会話をしていると、たまに「要点がまとまらずとにかく自分の考えや思ったことをそのまま話す人」と出会います。その場合聞いている側が「この人はこうゆうことが言いたいんだろうな」と考えながら質問をして会話をまとめる必要があるので、結果にたどり着くまで無駄な時間を要します。

分かりやすくスムーズに伝えるためには、まず『何を伝えたいのか』を明確にして自分の中で整理をすることが大事です。会話を始める前に自分の言いたいことを頭の中でまとめておく習慣をつけると伝える力が身につきます。

論理的に筋道を立てて話す

会話が上手な人は、伝えたい事を明確にして道筋を立てながら論理的に話をします。そうすることで会話の信頼性や理解度が高まり相手も納得しやすくなります。

特に仕事では、会議の場での発言や上司への報告などあらゆる場面で論理的な話し方を求められることが多いです。なにも考えずただ発言をするのではなく、道理にそって道筋を立てて考えることが大事です。

一方的に話さない

話が伝わりやすい人は、自分の言いたい事だけを言う一方通行な話し方はせず、相手の目線に立った話し方をします。

逆に、話が伝わりにくい人は相手が理解しているかどうかは関係なく、自分の言いたい事を話し続ける傾向にあります。

自分の考えや思いを相手にしっかりと伝えたいのであれば、一方的な話し方はせずに相手がちゃんと理解しているのかを意識して会話するようにしてみましょう。

相手の反応を見ながら伝え方を変える

コミュニケーションスキルが高い人は、相手の表情や反応を見ながら伝え方を変えています。

明らかに相手が困った表情をしていたら、あなたの言っていることがうまく伝わっておらず内容を理解できていない可能性があります。

その表情や反応を察知することができれば、理解できるように伝え方を工夫したり、相手の理解度を確認したりすることができます。

伝えるために意識すべきポイントとは

では相手と上手にコミニュケーションを取るためにはどのような部分に気を付ければいいのでしょうか。

・結論から話す
・5W1Hを意識する
・専門用語は使わない
・相手に話す機会を与える
・ボディランゲージを取り入れる
・わかりやすい比喩を入れる
・相手の反応を見る
・キーワードを繰り返す
・あいまいな言葉を使わない
・イメージできる画像を取り入れる

では1つずつ解説していきます。

結論から話す

話が苦手な人ほど、多くの情報を詰め込もうとするので前置きが長くなってしまい話をまとめることができない傾向にあります。

「全ての情報を伝えたい」という気持ちは分かりますが、まずは『結論』から話してその後に『なぜそうなるのか』等の理由を伝えれば、相手も自分が何を言っているのかを理解しながら話を進めることができます。

5W1Hを意識する

いちばん主張したい結論を伝えたあとに『5W1H』を使って話すことで、より具体的に必要な情報を相手に伝えることができます。

① When(いつ)
② Where(どこで)
③ Who(誰が)
④ What(何を)
⑤ Why(なぜ)
⑥ How(どのように)

もし自分の言いたいことが相手に伝わりにくいと感じているなら、この『5W1H』を意識しながら話をしてみると伝わりやすさが飛躍的にアップするのでぜひ試してみてください。

専門用語は使わない

話しが苦手な人ほど専門用語を使ってしまいがちです。

自分の中では当たり前の言葉でも、知らない人からしてみたら呪文と一緒で何を話しているのか分かりません。

聞く側からしてみたら、知らない単語がひとつでも出てくるとその後の言葉が頭に入ってきません。

例えば、何かを契約するまえに注意事項や同意書にサインを書かされる場面がありますが、書いてある内容をそのまま伝えられても全て理解をするのは難しいですよね。

それと同じで、人に何かを伝えたい時ほど専門用語は使わずに誰でも理解できる言葉を使うように心がけましょう。

相手に話す機会を与える

相手に話す機会を与えず、こちらが一方的に話すだけではコミュニケーションはうまくいきません。トーク力が高い人ほど、会話のちょうど良いタイミングで相手に話す機会を与えます。

例えば、いまいち相手に話が伝わっていないと感じたら「なにか質問はある?」など質問を投げてあげることで、相手に伝わっていない部分が明確になってきます。

自分本位な会話になっていないか確認しながら会話をすることが大事です。

ボディランゲージを取り入れる

話がうまい人は、会話中に「表情」や「声のトーン」「ジェスチャー」などのボディランゲージを使って表現をすることが得意です。

表情が暗く声のトーンが低い人と、常に笑顔で声のトーンが高い人とでは印象が大きく違い、後者の方が好感が持てて「話を聞こう」と思えますよね。

また、ボディーランゲージを使うことで、言葉に説得力を持たせ、相手との信頼関係を高めるのに役立ちます。

わかりやすい比喩を入れる

会話をしていく中で分からない言葉や未経験なことが話題に出てくることもあると思いますが、そんな時に相手が『わかりやすいたとえ話』を用いてくれたらより理解が深まりますよね。

例えば、フランス料理を食べたことが無い人にその味を伝える時は、なるべく馴染みのある料理や味に例えるとなんとなく伝わりますよね。

人に何かを伝える際は、何かと比較したり具体的な例を挙げることによって理解しやすくなるので「どんな例なら相手が理解しやすいか」という観点で考えてみてください。

相手の反応を見る

会話とは聞いてくれる相手がいて初めて成立するものです。話すときは相手の「表情」「視線」「姿勢」など相手の情報を拾い反応を見逃さないようにしましょう。

例えば、相手の視線が泳いでいたら「このあと急ぎの用事がある」「他に考えていることがある」などの理由があるかもしれません。それが分かれば「時間大丈夫?」などと声をかけることで相手への気遣いが伝わります。

相手の反応を意識することで会話の内容や伝え方を柔軟に変えることができます。

キーワードを繰り返す

どのような会話にも自分が主張したい「キーワード」がありますよね。どうしても伝えたい重要なキーワードを繰り返し伝えることで、相手は重要な情報だと認識させることができます。

もし会話が苦手な人は「今から話すことは一番重要です」と前置きしてから話をすると、相手は意識をしてあなたの話に注目してくれるようになります。

あいまいな言葉を使わない

会話をしていて「もうしばらく」「たくさん」「かなり」「おそらく」などのあいまいな表現を使ってしまいがちですが、会話が上手な人ほどあいまいな言葉を使いません。

例えば「たくさん」とは具体的にどのくらいを指すのでしょうか?具体性がないと相手に誤解を招いてしまい迷惑や負担をかけてしまう恐れがあります。

無用な誤解を避けるためにも「数字」や「固有名詞」を使って話すことが大切です。

イメージできる画像を取り入れる

場合によっては話よりも簡単な図やイメージ画像を見せた方が伝わりやすく理解しやすいことがあります。

図や画像は、話だけではイメージしにくい情報をより頭に入りやすくする表現方法のひとつです。会議や商談、企画書作成時などには、積極的にイラストや図を活用するとよいでしょう。

コミュニケーション能力を強化するためのトレーニング

コミュニケーションスキルは「コツを理解し考え方を変える」ことで誰でも身につけることができるスキルですが、コミュニケーションスキルを強化するにはどのようなトレーニングが必要なのでしょうか。

・自分の考えを整理し伝えたいことを明確にする
・文章にする
・自分の会話を録音して客観的に聞く
・プロのスピーチを観察して話し方を真似る
・イメージでまとめる力をつける

自分の考えを整理し伝えたいことを明確にする

そもそも自分の言いたいことを理解していなければ相手も理解することなんてできません。より伝わりやすくするためには、あらかじめ自分の中で考えを整理して「相手に何を伝えたいのか」を明確にしましょう。

文章にする

話の道筋を作ることが苦手な人は『いちばん伝えたいこと』を文章にしてみましょう。そうすることで、より客観的な視点でストーリーを組み立てることができます。

その際におすすめなのが『PREP法』です。

PREP法とは

・Point:結論
・Reason:理由
・Example:事例、具体例
・Point:結論を繰り返す

文章作成やプレゼンテーションでよく使われる文章構成法のひとつで、特徴としては「結論を先に述べる」といったところにあります。

なぜこれが効果的かというと、聞く側は「開始から30秒間」が最も集中して聞くことができるので、結論を先に述べるPREP法は最も適した方法なのです。

PREP法を用いて、話したいことを紙にまとめてから話すようにしましょう。

自分の会話を録音して客観的に聞く

コミュニケーションスキルを高めるには、自分の話し方や間の取り方などを客観的にチェックすることが重要です。そのためには、自分の会話を録音して聞いてみることをおすすめします。

客観的に聞くことで「前置きが長い」「話が長い」「何が言いたいのか伝わらない」「自分ばかり話している」「要点がまとまっていない」など、自分の問題点を見つけることができます。

自分の会話を聞くことに違和感を感じると思いますが、これはかなり効果的なのでスマホの録音機能を使って確認してみてください。

プロのスピーチを観察して話し方を真似る

アナウンサーや司会者、お笑い芸人などプロの話し方を意識して聞いてみるのもおすすめです。

その際は、

・話すタイミング
・表情や声のトーン
・話の順序(組み立て方)

を意識して聞いてみてください。自分で分析をすることで新しい気づきが生まれる可能性があります。

画像や図でまとめる力をつける

画像や図を使ってまとめることができれば、伝えたいことの情報量や正確さが補強されて話に説得力を持たせることができます。

例えば、会議やプレゼンの際には「文字だけでなくグラフを加える」、ホワイトボードを利用する際は「図形を書く」というように視覚情報を加えることを意識してみましょう。

ビジネススキルを身に付ける

「もっと活躍したいけど何をしたらいいのか分からない」
「もっと仕事を充実させたい」
「自分自身の市場価値を上げたい」

このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。しかし、周りに相談したとしても的確なアドバイスってなかなか貰えないですよね。

もし上記のような悩みをお持ちならプロに相談するのが的確なアドバイスを貰うことができます。

ビジネスの悩みなら『コミュトレ』

コミュトレには「ビジネスコミュニケーション基礎能力診断」というものがあり、自身のコミュニケーション能力を細分化することで、得意なスキルや不得意なものを可視化することで把握ができます。

自分の強みとスキルを可視化するだけでなく、自分の理想や課題に合わせたアドバイスを受けることができます。

しかもその診断とアドバイスは無料で実施してもらえるので、もし「自分はどんなスキルがあって、何が向いているのか」が分からず悩んでいる人は診断とアドバイスだけしてもらっても良いと思います。

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まとめ

今回は『話を上手に伝える方法』についてご紹介いたしました。

自分の考えや思いを相手に伝えることは難しく思えるかもしれませんが、コツさえつかめればスムーズに伝える事ができます。その為には「今の自分に足りていないこと」や「必要なこと」を理解する必要があります。

『人に伝えるちから』を身に付けることができれば、ビジネスシーンだけでなく人生において大切な場面でも役に立つスキルになります。

今回紹介した内容を参考にしていただき、その中で自分に合ったやり方で取り組んでいくのがいいかと思います。まずは「今日から」行動してみましょう。